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干支(十二支)の求め方と由来

年賀状の準備や、年男・年女の確認、還暦のお祝いの計画などで、「あの年の干支は何だっけ?」と調べることは多いものです。西暦の年を12で割った余りと、下1桁を見るだけで、干支は自分で求められます。この記事では計算のしかたと、干支の仕組み・由来、そして2026年の「丙午(ひのえうま)」について、国立天文台などの資料をもとに説明します。

作成: くらしの道具箱(個人運営) 最終確認日: 2026年11月6日 連絡先: kurashidogubako77@gmail.com

干支とは:十干と十二支の組み合わせ

一般に「今年の干支は午(うま)」のように、十二支だけを指して「干支(えと)」と言うことが多いのですが、本来の干支は十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせたものです。国立天文台の説明では、十干と十二支を組み合わせて、周期的に60までの数を数える方法を指します。

順番十干(じっかん)十二支(じゅうにし)
1甲(きのえ)子(ね)
2乙(きのと)丑(うし)
3丙(ひのえ)寅(とら)
4丁(ひのと)卯(う)
5戊(つちのえ)辰(たつ)
6己(つちのと)巳(み)
7庚(かのえ)午(うま)
8辛(かのと)未(ひつじ)
9壬(みずのえ)申(さる)
10癸(みずのと)酉(とり)
11戌(いぬ)
12亥(い)

10種類の十干と12種類の十二支を、甲子(きのえね)、乙丑(きのとのうし)、丙寅…のように順に組み合わせていくと、癸亥(みずのとのい)で60通りが終わり、また甲子に戻ります。十干と十二支のすべての組み合わせ(120通り)があるわけではなく、「甲・丙・戊・庚・壬」には「子・寅・辰・午・申・戌」が、「乙・丁・己・辛・癸」には「丑・卯・巳・未・酉・亥」が組み合わされるため、60通りになります。

西暦から干支を求める計算式

干支は、西暦の年から次の2つの手順で求められます。

1. 十二支:西暦を12で割った余りを見る

12で割った余り十二支
4子(ね)
5丑(うし)
6寅(とら)
7卯(う)
8辰(たつ)
9巳(み)
10午(うま)
11未(ひつじ)
0申(さる)
1酉(とり)
2戌(いぬ)
3亥(い)

2. 十干:西暦の下1桁を見る

西暦の下1桁十干
4甲(きのえ)
5乙(きのと)
6丙(ひのえ)
7丁(ひのと)
8戊(つちのえ)
9己(つちのと)
0庚(かのえ)
1辛(かのと)
2壬(みずのえ)
3癸(みずのと)

計算例

この式は「西暦4年を甲子とし、60年で一巡する」数え方と同じ結果になり、国立天文台の暦象年表に載っている2026年の干支(丙午)とも一致します。

直近の干支の早見表と、年男・年女

西暦干支十二支
2019年己亥亥(い)年
2020年庚子子(ね)年
2021年辛丑丑(うし)年
2022年壬寅寅(とら)年
2023年癸卯卯(う)年
2024年甲辰辰(たつ)年
2025年乙巳巳(み)年
2026年丙午午(うま)年
2027年丁未未(ひつじ)年
2028年戊申申(さる)年
2029年己酉酉(とり)年
2030年庚戌戌(いぬ)年
2031年辛亥亥(い)年

同じ十二支の年は12年ごとにめぐってきます。2026年は午年なので、1954年、1966年、1978年、1990年、2002年、2014年生まれの人が、この年の年男・年女にあたります。生まれ年の干支と同じ干支の年は60年後にめぐり、これが還暦です(2026年の丙午の年に還暦を迎えるのは、1966年生まれの人です)。

年の切り替わり:1月1日か、立春か

年賀状などで使う「今年の干支」は、一般に1月1日から12月31日までの暦年で考えます。国立天文台の暦象年表も、令和8年(西暦2026年)の年の干支を丙午としています。

一方、二十四節気は立春から始まります。立春の日付は毎年少しずつ変わり、2026年は2月4日(5時02分)です。暦の世界では、この立春や旧暦の正月を新しい年の始まりと見る考え方もあります。1月から2月上旬に生まれた人の十二支を、どちらの考え方で数えるかは、用途や流派によって異なることがあります。迷うときは、使う目的(年賀状、占い、行事など)に合わせて確認してください。この記事の計算式は、暦年(1月1日区切り)にもとづいています。

干支の由来と歴史

国立天文台や国立国会図書館の解説から、由来をまとめると次のようになります。

十二支に動物があてられた時期は、国立天文台の資料では「のちに」と書かれており、はっきりした年代までは述べられていません。この記事でも、細かな年代は記載しません。

丙午の年に出生数が大きく減った1966年

2026年は丙午の年です。丙午の年については、前回の1966年(昭和41年)に出生数が大きく減ったことが、統計に表れています。出典は厚生労働省の人口動態統計で、内閣官房の資料などに掲載されている数字です。

年出生数(約)合計特殊出生率
1965年(昭和40年)182万4千人2.14
1966年(昭和41年・丙午)136万1千人(1,360,974人)1.58
1967年(昭和42年)193万6千人2.23

前の年(1965年)と比べて約46万人、翌年(1967年)と比べて約58万人、1966年は少なくなっています(上の表の千人単位の数字から計算)。この年だけ落ち込んだ背景には、丙午にまつわる言い伝えが影響したという説明がよくされますが、統計の数字そのものから原因までは読み取れません。次の丙午は、60年後の2086年です。

よくある質問

干支と十二支は同じものですか?
同じではありません。十二支は12種類の符号で、干支は十干と十二支を組み合わせた60通りの符号です。ただし日常では「今年の干支は午」のように、十二支だけを干支と呼ぶことが多くあります。
丑年の次は何年ですか?
寅年です。十二支は子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の順に、1年ごとに進みます。
1月や2月上旬に生まれた人の十二支は、前の年のものですか?
暦年(1月1日区切り)で考えるのが一般的で、その場合は生まれた西暦年の十二支です。立春や旧暦の正月で区切る考え方もあるため、用途によっては確認が必要です。
同じ干支は何年ごとにめぐってきますか?
干支(十干十二支の組み合わせ)は60年ごと、十二支だけなら12年ごとです。

参考にした資料

上記は 2026年11月6日 に内容を確認しました。法令・制度は改正されることがあります。

この記事は暦についての一般的な解説です。行事や占いなどでの干支の扱いは、流派や地域、依頼先によって異なることがあります。